シークセンス、自律移動型警備ロボットが札幌駅前通の地下広場で本格稼働へ

「チ・カ・ホ」で運用中の自律移動型警備ロボット「SQ-2」
「チ・カ・ホ」で運用中の自律移動型警備ロボット「SQ-2」

自律移動型ロボット開発のSEQSENSE(シークセンス、東京・中央区)は4月10日、自律移動型警備ロボット「SQ-2」が、札幌市の地下鉄さっぽろ駅と地下鉄大通駅をつなぐ地下広場「札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)」で本格稼働を開始したと発表した。

シークセンスでは、札幌市と、警備会社のチュウケイ(札幌市)と運営などで協力し、2024年11月に「SQ-2」を使った警備を「チ・カ・ホ」で行い、ロボットの有人警備の代替効果や付加価値を検証した。その結果、導入の効果が認められ、今回、本格導入が決まった。

導入後、「SQ-2」は「巡回」と「立哨」の警備業務を担当。「巡回」では、「チ・カ・ホ」で通行可能時間の5時45分から24時30分の間、状況に応じて警備員に代わり巡回を実施。警備体制の強化に活用される。一方、「立哨」では、早朝・深夜の時間帯に「チ・カ・ホ」の通路内を監視することで、異常発生の迅速な発見につなげる。