配膳・運搬・清掃などのサービスロボットを販売するDFA Robotics(東京都渋谷区)は8月1日、提携する中国ロボットメーカーのPudu Robotics(プードゥ・ロボティクス)と、サービスロボットで店舗のオペレーションを最適化する「おもてなしRX(ロボティクストランスフォーメーション)プロジェクト」を開始すると発表した。DFA Roboticsが持つ日本の店舗でのロボット導入の知見と、プードゥ・ロボティクスの日本法人の最新のロボット技術を掛け合わせて、専門知識とリソースを結集し、サービスを提供する。
「おもてなしRXプロジェクト」は、国内で3250台のロボットを導入し、飲食店の現場課題で解決してきたDFA Roboticsが、ネコ型配膳ロボット「BellaBot(ベラボット)」の開発などで、人とロボットの共存を推進してきたプードゥ・ロボティクスの日本法人のプードゥ・ロボティクス・ジャパンとともに国内の飲食店に最適化したロボットオペレーションを研究開発するプロジェクト。
プロジェクトでは「サービスロボットの導入による『おもてなし』の追求」「国内の飲食店舗に特化したロボットオペレーションの確立」「店舗レイアウトに合わせたロボットの設置・導入提案」を目指す。
サービスロボット導入による「おもてなし」では、今までやそれ以上のおもてなしを実現できるロボットと機能を開発する。同時に、顧客や従業員から愛されるロボットに仕上げ、導入店舗がよりおもてなしを追求できる環境づくりにつなげる。
国内の飲食店に特化のロボットオペレーション確立では、飲食店が利用するシステムとロボットとの連携やロボットから日々取得される走行データ・配膳データを活用し、国内の飲食店に特化したロボット活用方法の確立に取り組む。
店舗レイアウトに合わせたロボットの設置・導入提案については、店内が狭く小規模で、段差も多い日本の飲食店で、DFA Roboticsが蓄積した店舗への導入ノウハウと、プードゥ・ロボティクスの日本法人のプードゥ・ロボティクス・ジャパンが持つ開発力を駆使し、日本の店舗レイアウトに最適化したロボットの共同で開発する。