アバター開発のAVITA(アビータ、東京・目黒区)は7月30日、KDDIと共同開発したヒューマノイドロボットが、グーグルの生成AI(人工知能)モデル「Gemini(ジェミニ)」との連携を開始したと発表した。接客・案内業務での活用を想定し、声のトーンや抑揚、感情のニュアンスを踏まえた自然な対話の実現を目指す。
KDDIとAVITAは、「フィジカルAI」の活用で2026年3月に戦略的事業提携を締結。KDDIの通信・AI基盤と、AVITAのアバターロボティクス技術を組み合わせ、国産ヒューマノイドロボットの開発と活用を進めている。今回の「Gemini」との連携は、その取り組みの一環となる。
搭載する「Gemini」は、ユーザーの声のトーン、スピード、抑揚、感情のニュアンスをリアルタイムに検知できる。これまではAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)間の中継によって、応答まで数秒程度のタイムラグが発生していた。
今回、直列処理にすることで超低遅延応答を実現。ヒューマノイドロボットが相手の話し方や感情の変化を踏まえ、より自然で温かみのある非言語コミュニケーションを行えるようになった。接客や案内など、人とのやり取りが多い業務で活用できるという。
両社は今後、共同開発した国産ヒューマノイドを、小売り、医療・福祉、エンターテインメント、文化・芸術などの接客業務で活用し、労働力不足などの課題解決につなげる。








