中国サービスロボットメーカーのプードゥ・ロボティクス(深セン市)は8月17日、小規模商業空間向けのAI(人工知能)搭載オールインワン小型清掃ロボット「PUDU ET1(プードゥ・イーティーワン)」を発表した。コンビニ、ドラッグストア、チェーンレストラン、ビジネスホテル、オフィスなど100~800m2の空間での利用を見込む。
「PUDU ET1」は、スイープ、床洗浄、吸引、から拭きを1台に集約した小型清掃ロボット。前方で掃き、後方で洗浄する一体構造を採用しており、乾いたゴミとぬれた汚れの両方を一度の走行で処理する。
頑固な汚れに対しては、最大800rpmの高速回転と5000Paの接地圧でローラーブラシを床面に密着させ、油汚れや足跡などを清掃する。飲食店やコンビニで多い粘着汚れには、85度の高温洗浄にも対応する。リアルタイムローラーモップセルフクリーニング機能を備えており、ローラーを常時洗浄して汚れの蓄積や二次汚染を抑える。
搭載するAI機能「AIマジッククリーニング」は、空間認識、モーション制御、清掃システムを統合しており、自動マッピング、汚れ認識、清掃ヒートマップ、AI適応洗浄に対応し、床の状況に応じて清掃業務を最適化する。
2.5Lの内蔵ダストボックスによる自動集じん機能も備える。清掃後にホコリや髪の毛、ゴミを自動で回収し、ゴミ捨ての頻度を週1回程度まで低減できる。最小通過幅は50㎝、通過高は60㎝。コンビニやドラッグストア、飲食店の狭い通路、棚の隙間、低いスペースも走行できる。営業時間中の稼働にも対応し、顧客やスタッフへの影響を抑えながら終日清掃を行う。
全自動のドッキングステーションと連携することで、自動充電、モップ自動洗浄、スクイジー洗浄、モップ乾燥、自動給水、自動排水、洗剤自動投入、清水自動加熱が可能。作業後は自動でステーションに戻り、セルフクリーニングを完了する。
導入では、自動マッピングとワンクリックスタートに対応。店舗スタッフは複雑な設定や手動マッピングをせずに清掃を始められる。管理者用とユーザー用の2つのモード、内蔵トレーニングシステム、メンテナンス通知も備えた。モジュール式清掃部品は30秒で交換できる。
小売りの店舗では、清掃ロボットとしてだけでなく、移動型のマーケティング拠点としても活用できる。オプションで21.5インチの大型ディスプレーの搭載が可能で、店舗の販促情報や商品キャンペーン、ブランドコンテンツを表示できる。クラウド型コンテンツ管理やボディーラッピングにも対応する。
プードゥでは、「ET1」を「PUDU Eシリーズ」の第1弾製品として展開する。既存の「CC1」「MT1」「BG1」のシリーズと合わせ、小規模店舗から大型商業施設、スーパーマーケット、オフィスビル、倉庫、物流施設まで、商業空間向け清掃ロボットのラインアップを広げる。








