小売り向けロボット開発のMUSE(ミューズ、東京・中央区)は8月26日、米食品スーパーのフードセラー・マーケット(ニューヨーク市)が、ストアロボット「Armo One(アルモワン)」を導入し、8月から1店舗で運用を開始したと発表した。米国の実店舗への導入は初めて。
「Armo」は、小売店舗向けに開発した自律移動ロボット。拡張ユニットを交換することで、商品の搬送や棚の撮影、販促、案内など複数の業務に対応する。今回の運用では、重量のある商品を載せたカートの搬送を「Armo」が担い、際のスタッフの移動時間や身体的負担の軽減効果を検証する。

フードセラー・マーケットは、ニューヨーク市クイーンズ区ロングアイランドシティで、生鮮食品やオーガニック商品、総菜などを扱う地域密着型の食品スーパー。米国の小売業界では、人手不足や人件費の上昇が続く一方、重量のある商品の搬送に多くの人手と時間を要することが課題となっている。
同社は搬送作業をロボットに任せることで、スタッフは商品陳列や売り場づくり、来店客への対応などに時間を充て、業務効率化やスタッフの負担軽減に加え、接客時間の創出につなげる考え。
ミューズは2024年に米国法人を設立。今回の導入は、展示会やデモンストレーションを中心とした段階から実店舗での運用段階へ移行する取り組みと位置付けている。今後は、導入効果を検証した上でフードセラー・マーケットの他店舗への展開を目指す。現在、複数の米大手小売企業とも導入に向けた協議を進めている。








