都市型立体ロボット倉庫を手掛けるキューバス(東京・台東区)は9月10日、自動車部品大手の矢崎総業(東京・港区)、機械商社の山善と、リニアモータ式ロボット倉庫「CUEBUS(キューバス)」の実証実験を始めると発表した。矢崎総業が静岡・裾野市に新設したイノベーション施設「Innovation Hub-REN(錬)」で、9月21日から実施する。
「CUEBUS」は、独自のリニアモータ駆動でケースを高速・高精度に自動搬送する立体ロボット倉庫。人が通るための通路をなくし、ケースを隙間なく立体的に保管することで、高密度な在庫管理に対応する。実証では、工程間の部品搬送や在庫管理の効率化、リードタイムの短縮、作業負荷の軽減効果を確かめる。
山善との協業で施設に導入した自律型ヒューマノイドロボットやフィジカルAIデータとの連携も検証する。「CUEBUS」が自動出庫した部品や資材をヒューマノイドが受け取り、次の工程に引き渡す一連の作業を実施。工程間の連携や動線効率、在庫管理の最適化効果を確認する。
矢崎総業は、「Innovation Hub-REN(錬)」を中心に、AI(人工知能)やロボティクスを活用した次世代のものづくりと生産現場の自動化に取り組む。人手に依存する工程や負担の大きい作業を減らし、限られた空間を有効活用する「人とロボットが協働する人にやさしい工場」を目指している。
3社は今後、実証を通じて製造現場の自動化と省人化を進め、人とロボットに加え、異なる種類のロボット同士が協働する次世代生産モデルの構築を目指す。








