双葉電子工業、水上ドローンの炎重工を子会社化 空・水上で監視・点検ソリューション開発

双葉電子工業、水上ドローンの炎重工を子会社化 空中・水上で監視・点検ソリューション開発

双葉電子工業は10月23日、国産水上ドローンを開発・製造する炎重工(岩手・滝沢市)の株式を取得し、グループ会社化すると発表した。取得後の所有割合は91.9%。双葉電子工業の通信・制御技術や空中ドローン関連技術と、炎重工の水上ドローンや自律航行技術を組み合わせ、水域分野の無人化・自動化事業を強化する。

炎重工は2016年設立。USV(無人水上艇)やASV(自律型無人水上艇)などの国産水上ドローンを開発し、自律航行技術や水域向けの無人化ソリューションを手掛ける。現在は船体や回路基板、ソフトウエアなど海洋無人機の開発・量産も行っている。

双葉電子工業は、無線通信や遠隔制御、産業用サーボ技術に加え、産業用ラジコン機器や空中ドローン関連機器を手掛ける。両社は、それぞれの技術を融合し、空中ドローンと水上ドローンを組み合わせた無人システムの開発を進める。

具体的には、橋梁(きょうりょう)、港湾、河川、ダム、下水道などのインフラ点検で、空中ドローンによる広域監視と水上ドローンによる近接調査を組み合わせた情報収集・監視・点検の統合ソリューションを開発する。災害時には、空中からの被災状況把握と水上からの現場確認・情報収集を連携し、防災・減災での活用も想定する。

また、双葉電子工業の通信・制御技術と炎重工の自律航行技術を組み合わせ、空中ドローン、水上ドローン、遠隔制御システムを統合した国産の無人システムを開発。社会インフラや防災、海洋利用など国内外での事業拡大につなげる。