エアロセンス、ドローン写真測量・基準点測量解析クラウドアプリのUIを全面刷新

UIを全面刷新した「エアロボクラウド」の画面
UIを全面刷新した「エアロボクラウド」の画面

エアロセンスは4月17日、ドローンの写真測量と基準点測量解析アプリケーション「エアロボクラウド」のユーザーインターフェイス(UI)を全面刷新したと発表した。

「エアロボクラウド」は、ドローン測量でデータや撮影した画像を高速で処理と解析を行うクラウドアプリケーションサービス。PCにソフトなどのインストールが不要で、ウェブブラウザだけで画像のアップロードからデータ処理までを行うことができる。2017年に提供を開始した。

エアロセンスでは、ユーザーから「ドローン測量で取得した写真や座標データなどをどの順序で設定するのか分かりやすくして欲しい」という要望を受け、サービス開始以来、初めてUIを全面刷新することにした。

0417aerosense2 - エアロセンス、ドローン写真測量・基準点測量解析クラウドアプリのUIを全面刷新
UIの新旧比較

具体的には、作業工程順と対話形式にして、UIが指定するプロセスに沿って順番通りに必要な項目を選択と入力をするだけで写真測量の解析を行えるようにした。

0417aerosense3 - エアロセンス、ドローン写真測量・基準点測量解析クラウドアプリのUIを全面刷新
幅広い測量オプションに対応

また、エアロセンスのドローンや対空標識のエアロボマーカーだけでなく、他社のドローンで撮影した画像、測量用の一般的な対空標識の処理、現場ごとに異なるドローン機体、基準局、対空標識の種類や測位方法の組み合わせの処理を可能にして、幅広い測量オプションに対応できるようにした。

0417aerosense4 - エアロセンス、ドローン写真測量・基準点測量解析クラウドアプリのUIを全面刷新
測量計算過程の管理機能を向上

加えて、市販の対空標識を自動認識し、多数の写真の中から標定点や検証点を手動で見つけ出す作業を必要とせず解析処理を開始できる機能や、ドローンの飛行軌跡や計算設定情報を同一の地図画面に重ねて表示することで、ドローンの写真測量プロセスやミッションの全体像を一目で把握できる機能も盛り込んだ。

エアロセンスは、UIの刷新を通じて、利便性向上することでユーザー数の拡大につなげたい考え。また、昨今の建設土木業界が人手不足で現場で測量業務を担う人材育成の課題を抱える企業が増加傾向にあると見ており、測量業務の教育や育成の負担軽減での利用も見込んでいる。