トルビズオンは6月20日、福岡県が6月2日に行った総合防災訓練に参画し、中国ドローンメーカーのDJIの物流ドローン「DJI FlyCart30」を使って、災害時の救援物資の輸送訓練を実施したと発表した。
訓練では、ドローンが事前に設定されたルートに沿って、物資の水と医薬品を、安全に輸送するプロセスを綿密に検証した。訓練で使用した「DJI FlyCart30」は、トルビズオンが運用する物流ドローンで、最大40kgの物資輸送が可能。災害時に迅速で効率的な物資輸送が行えると見込んでいる。
自然災害の激甚化・頻発化に伴い、迅速かつ効率的な物資輸送が強く求められていることを背景に、トルビズオンは、福岡県と、ニーズへの対応で災害時連携協定を2023年末に締結。協定の実効性を高めるため、福岡県総合防災訓練でドローンを活用した救援物資の輸送訓練を行う協議を進めていた。