セキド、ドローン単独でビルの屋根点検から簡易補修まで行う実証実験

実証実験で使用したDJIのドローン(※写真はMatrice 300 RTKの後継機の350 RTK)

セキド(東京・港区)は1月10日、東洋製罐と、ビルの屋根点検から簡易補修までをドローンで完結する実証実験を実施したと発表した。

実証実験では、築30年超の倉庫ビルを対象に、中国DJIの産業用ドローン「DJI Matrice 300 RTK(マトリス300アールティーケー)と、ドローンに搭載する機材を使用し、屋根の点検から調査、簡易補修までの一連を行った。

具体的には、23倍光学ズーム可能な可視光カメラと高性能なサーマルカメラを合わせたドローン用カメラ「DJI Zenmuse H20T」を使って、屋根の状態を確認し、対象箇所を特定。

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ドローン用スプレー缶噴射装置「SABOT-3」

その後、スプレー缶噴射装置「SABOT-3」で散水調査を行い、水漏れが確認された部分に専用で開発したタッチアップ塗料で簡易補修を行った。セキドによると目視や手作業など従来の方法と比較し、短時間で人数も少なく補修作業を完了できたという。