セイノーHDなど4社、和歌山・日高川町でドローン活用した買い物代行開始

(左から)役田路圭輔・エアロネクスト代表取締役CEO・NEXT DELIVERY代表取締、久留米啓史・日高川町長、河合秀治・セイノーHD執行役員

セイノーホールディングス(HD)は7月10日、和歌山県日高川町、エアロネクスト、NEXT DELIVERYと、ドローン配送と陸上輸送を組み合わせた買い物代行サービスを日高川町の美山地区と中津地区で開始したと発表した。

今回は「SkyHub Delivery」と「SkyHub Eats」のサービスをスタートした。「SkyHub Delivery」は、アプリで買物した地域の商店やスーパーなどの商品が、希望日時に自宅に届く買物代行・配達代行サービス。

美山地区では、地元スーパーの約50アイテムある食料品、日用品から選び、希望時間を選択して注文できる。料金は、配送料が税込300円とサービス料(商品代金合計の10%)。当面は午前11時までの注文を当日中に届ける。

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配送した商品を切り離して置き配するドローン

「SkyHub Eats」は、美山地区、中津地区の提携飲食店のフードをドローンか車で届けるサービス。料金は配送料300円とサービス料(商品代金合計の10%)を想定している。

サービスのための配送手段は軽バンとドローンで、ドローン配送では、主にエアロネクストがACSLと共同開発した物流専用ドロ「AirTruck(エア・トラック)」を活用する。

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配送した商品を切り離して置き配するドローン

また、「ドローンデポ」と呼ぶ、配送と一時倉庫の機能を持つ拠点は、日高川町川原河に設置。今年度中に運送会社と連携した共同配送の開始も計画する。今後は、住民ニーズに応じて商品ラインナップを充実させながら、対象エリアを広げいく考え。