パナソニックなど3社、川崎の空中配送ロボット実証実験を市道までエリア拡大し実施

実証実験で使用する空中配送ロボット
実証実験で使用する空中配送ロボット

パナソニックホールディングス(HD)は10月9日、東急、都市再生機構(UR都市機構)と、郊外住宅地の買い物の利便性向上などを目的に6月まで実施した、UR虹ヶ丘団地(川崎市)の空中配送ロボットを活用した配送サービスの実証実験を拡張し、川崎市が管轄する団地敷地内の市道を横断し、延伸する実証を10月から実施すると発表した。

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市道を横断して配送する様子

今回の実証は、川崎市が連携と協力し行う。今回のルートでは、市道を横断し、UR虹ヶ丘団地の団地内集会所の入り口まで配送を行うことで、利用者の利便性向上を図る。集会所内には会員登録不要のタッチパネル端末を設置し、東急ストアなどが注文を受け付ける。支払い方法も見直し、これまでのクレジットカードや一部の電子決済に加え、現金も取り扱う。

パナソニックHDなどでは、購入用のタッチパネル端末の設置や、複数の決済方法の提供などで、幅広いユーザーの利用を促進し、これまで以上に身近で便利なサービスを目指す。また、配送エリアが拡大し、集会所を活用する住民がサービスを利用しやすくなったことで、集会所を核にしたコミュニティーの活性化も見込む。