エンターテインメントシステム開発スタートアップのHatsuMuv(ハツムーブ、東京・新宿区)は10月29日、人間の手と同じサイズで動くロボットハンド「HatsuHand(ハツハンド)」を開発したと発表した。
「HatsuHand」は、約19cmと人間の手に近いサイズに設計。ハンマーやインパクトドライバーなど、人間の手に合わせて作られた道具をそのまま使用が可能で、従来のロボットハンドよりも日常生活で使うことを意識した利用ができる。
つかんだ物に合わせ、指に適切な力を伝達することで、人間が無意識に行っている、硬さの異なる物を最小限の力でつかむことをロボットアームでも可能にした。そのほか、ドアノブを引く、コップを持つなど、人間の手に最適化された日常動作にも適応が可能。重量は約350gと軽量で、リンク機構を採用することで、部品ごとの交換が容易にできるようにした。
ハツムーブでは、ウエアラブルロボットのアーム、義手、ヒューマノイドロボットなどでの利用を見込んでいる。