GMO AI&ロボティクス商事(GMO AIR、東京・渋谷区)は11月7日、三菱商事と、三菱商事が日本独占販売代理店権を持つ、米ロボットメーカーのゴースト・ロボティクス(ペンシルベニア州)の四足歩行ロボット「VISION 60 Q-UGV」の顧客開拓や販売、サービス開発を共同で行う基本合意書を締結したと発表した。
「VISION 60 Q-UGV」は、高い耐久性と堅牢性を持つ四足歩行型ロボット。あらゆる地形で実行する走破性を備える。遠隔操作や自律行動が可能で、カメラとセンサーで得た情報をリアルタイムで共有する。10kgの積載能力を持ち、最高速度が時速10kmで3時間稼働する。現在、25以上の政府機関や企業で警備や点検などに使用されている。
GMO AIRは、三菱商事との協業を通じて、「VISION 60 Q-UGV」に、GMO AIRのネットワーク回線、セキュリティー、システムインテグレーション開発などのソリューションを組み合わせることで、スムーズな動作、強固なセキュリティー、優れたカスタマイズ性を実現し、四足歩行ロボットの国内普及につなげる。
今後は、第一弾で警備や点検作業で実証実験を行い、「VISION 60 Q-UGV」のサービスパッケージを開発。インターネットインフラとロボティクス技術の融合に取り組む。その後、警備や点検作業以外の領域でもサービスを提供する考え。