ユニバーサルロボット、同社最速動作の新型協働ロボット「UR15」発表

協働ロボット「UR15」
協働ロボット「UR15」

デンマークのユニバーサルロボット(UR)は5月13日、協働ロボット「UR15」の受注を開始するとを発表した。出荷開始は6月を予定する。

「UR15」は、URで最速の協働ロボットという手先速度のTCP速度が最大で毎秒5mというスピードを実現。ピックアンドプレース用途の場合で、既存のURロボットに比べ最大30%のサイクルタイムを短縮できる。本体は、従来機同様の軽量でコンパクトな設計はそのままに、狭小スペースでも柔軟に導入できる高い汎用(はんよう)性を備えた。

与えられた荷重や安全設定などの条件をもとに、ロボットの速度と加速度を設定できる独自機能「OptiMove(オプティムーブ)」を搭載しており、動作軌道を最適化することで、振動を抑えながら滑らかな動きを可能にした。そのため、高速で高負荷のアプリケーションでも、正確で一貫性のある動作設定が容易に行える。

同社のロボット最新OS(基本ソフト)「PolyScope 5」と「PolyScope X」に対応。OSはAI技術の活用に対応しており、AIアプリケーション開発ツールキット「UR AI Accelerator(ユーアール・エーアイ・アクセラレーター)」を活用すれば、AIを使った高度な自動化ソリューションを構築できる。