テックマジック、大型物流施設「DPL流山IV」の食堂で炒め調理ロボットが本格稼働

大型物流施設「DPL流山IV」(千葉・流山市)
大型物流施設「DPL流山IV」(千葉・流山市)

調理用ロボット開発のテックマジック(東京・江東区)は5月12日、大和ハウスプロパティマネジメント(東京・千代田区)のマルチテナント型の物流施設「DPL流山IV」(千葉・流山市)で、アサヒフード(栃木・宇都宮市))が運営する食堂に炒め調理ロボット「I-Robo(アイロボ)2」の本格稼働を開始したと発表した。

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炒め調理ロボット「I-Robo2」

「I-Robo2」は、従来機「I-Robo」と比べ、コンパクトサイズに設計し、洗浄時間の短縮やタッチパネルの操作性を向上させたモデル。熟練職人の調理技術の再現に加え、フライパンの熱伝導を上げており、高温での炒め調理をこれまでよりもより早く作業できる。

「DPL流山IV」は、東京ドーム約15個分の延床面積を持つ国内最大規模の物流施設群「DPL流山プロジェクト」を構成する、合計4棟の物流センターの1つ。

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「I-Robo2」が導入された「DPL流山IV」のカフェテリア

今回、アサヒフードが運営する「DPL流山IV」のカフェテリアで、「I-Robo」を使って、これまで固定メニューになかった野菜炒め、チャーハン、チンジャオロースー、ナポリタン、しょうが焼きなどの炒め物メニューの調理・提供を開始する。

アサヒフードは、近隣に飲食店が少なく、休憩時間が不規則な大型物流センター特有の食の課題に対応するため、環境負荷やコスト負担に配慮した食事メニューを提供している。同社では、業務の効率化と提供メニューの拡大で、今回、テックマジックのロボットを導入した。