調理ロボット開発のテックマジック(東京・江東区)は3月3日、サプライズ(栃木・宇都宮市)が運営する中華レストラン「暖龍イオンモール札幌平岡店」(札幌市)で、炒め調理ロボット「I-Robo 2(アイロボツー)」の稼働を2025年12月から開始したと発表した。北海道内の飲食店では初の導入となる。

「I-Robo 2」は、攪拌(かくはん)・加熱・調理後の鍋洗浄など一連の動作を自動化する炒め調理ロボット。メニューに応じて加熱温度や時間、鍋の回転スピード、回転方向の調整が可能で、従来機よりもコンパクト化し洗浄性やタッチパネルの操作性を高めた。安全ガードや循環フードなどのオプション追加にも対応する。
北海道では外食産業の人手不足が深刻化している。若年層の道外流出や冬季の通勤負担などを背景に人材確保が難しく、観光需要の回復・増加に対して現場の人手が追いつかない状況が続いているという。中でも中華業態は調理人の高齢化と担い手減少が顕著で、熟練技術が必要な「鍋ふり」を含む炒め調理の人材不足が課題になっている。
こうした中、サプライズでは、調理品質の再現性を高めながら人手不足の解消と教育コスト削減を同時に狙える点を評価し導入を決めた。導入台数は2台。店内では五目あんかけ焼きそば、ホイコーロー、四川マーボー豆腐、町中華風チャーハンなど複数の炒めメニューで活用し、安定した火加減と攪拌制御で均一な品質につなげる。







