abcは4月21日、ヒューマノイドロボットの研究開発と事業化を担う組織を新設すると発表した。中国ロボット企業のガルボットとの提携と、国内の販売・導入・保守支援を担うビッグハンズ(東京・千代田区)との協業を軸に、日本市場でヒューマノイドロボット事業の収益化を本格化する。
新設する事業部の名称は「フィジカルAIロボット事業部」。事業開始は2026年9月を予定する。片田朋希・専務取締役が統括責任者に就く。同社は、ヒューマノイドロボット市場が研究段階から社会実装フェーズへ移行しつつあるとみて、専任組織の設置で意思決定の迅速化と事業化の加速を図る。

収益モデルは3段階を想定。第1段階は、ロボット導入コンサルティングやロボット「Galbot(ガルボット)G1」の販売・リースによる導入支援・販売で収益を得る。第2段階は、保守・メンテナンス、運用サポート、ソフトウエア更新などによる運用・保守収益を見込む。第3段階は、運用データの蓄積による新規顧客への横展開や、独自の金融スキームを活用したデータ・金融収益で、中長期的な収益基盤の構築を狙う。
事業推進は、ガルボットのフィジカルAI技術と、新設した事業部によるPoC(概念実証)や導入準備、上場企業としての事業開発力と金融機能を組み合わせる。単なる機体販売ではなく、実社会への導入を加速させる体制を整える。今後は、実証導入案件の獲得、産業別ユースケースの確立、パートナー連携の強化を進め、早期の収益化を目指す。








