QNX、エヌビディアとロボット・医療・産業システム向けエッジAIで協業拡大

QNX、エヌビディアとロボット・医療・産業システム向けエッジAIで協業拡大

ブラックベリー子会社のQNXは4月22日、エヌビディアとの協業を拡大し、ロボット、医療技術、産業システム向けのエッジAI(人工知能)基盤を強化すると発表した。

今回の協業拡大で、開発者はエヌビディアの産業向けエッジAIプラットホーム「NVIDIA IGX Thor」で、次世代のエッジAIシステムを構築・展開できるようになる。対象分野は、AMR(自律移動ロボット)、ヒューマノイドロボット、手術用ロボット、医療用画像処理、産業用オートメーションプラットホームなど、規制対応が求められる用途を想定する。

統合基盤では、QNXのマイクロカーネルベースの決定論的リアルタイムOS(基本ソフト)と、NVIDIAの機能安全プラットホームを組み合わせ、リアルタイム制御や安全機能と、認知、計画立案、意思決定といったAI駆動機能を同一環境で扱えるようにする。システムアーキテクチャの一元化や安全認証プロセスの支援、試作から本番環境までの迅速な展開につなげる。

今回の取り組みは、「NVIDIA DRIVE AGX Thor」の開発キット向けに進めてきた協業の一環で、これまで自動車分野で培ってきた安全性が高いシステムアーキテクチャーと信頼性の高いリアルタイム機能を、ロボット、医療、産業用エッジシステムへ広げる。QNXを採用した「NVIDIA IGX Thor」の開発キットの早期アクセス版は、一部顧客へすでに提供を開始している。