TISなど8社、分譲マンションにエレベーター連携掃除ロボ導入 清掃品質向上へ

(左から)プラウドタワー相模大野クロスと掃除ロボット「STRIVER II」
(左から)プラウドタワー相模大野クロスと掃除ロボット「STRIVER II」

TIS、野村不動産ホールディングス(HD)、野村不動産、野村不動産パートナーズ、オカムラ、江口、日本オーチス・エレベータ、JCOMは6月18日、野村不動産の新築分譲マンション「プラウドタワー相模大野クロス」(相模原市)に、エレベーター自動連携掃除ロボットを導入したと発表した。居住用分譲マンションでのエレベーター自動連携掃除ロボットの導入は、協業各社で初の取り組みという。

導入した掃除ロボットは、オカムラが製造し、江口が販売する「STRIVER(ストライバー)II」。TISのマルチロボットプラットホーム「RoboticBase(ロボティック・ベース)」と、日本オーチス・エレベータの「Gen3(ジェネレーション・スリー)」エレベーターシステム、JCOMのWi-Fi環境を連携させ、ロボットがエレベーターを利用して複数階を移動できるようにした。

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ロボットマネジメントシステムの画面

ロボットは、「RoboticBase」にあらかじめ設定された清掃エリアに基づいて、自らエレベーターに乗り込み清掃を開始する。1つのフロアの清掃が完了すると、エレベーターを呼び出して次の指定階へ移動する。人の操作なしで複数階を連続清掃し、各フロアの共用廊下を清掃した後、定位置に戻る。

「RoboticBase」は、マンション内の複数ロボットを一元管理し、清掃開始・帰還指示、エレベーター連携、清掃スケジュール管理、リアルタイム監視、データ収集を行う。オーチスの「Gen3」は、デジタル接続機能を内蔵しており、ロボットマネジメントシステムからの指示によって、ロボットのエレベーター乗降や行先階への移動を支援する。

8者は、エレベーター自動連携掃除ロボット導入で、共用部の清掃頻度・品質の安定化や、将来的な人材不足を見据えた持続可能なマンション管理体制の構築を目指す。清掃員による掃除機かけ面積の約60%をロボットに代替し、清掃業務全体で約20%の省人化効果を見込む。今後は、今回の取り組みで得た知見を踏まえ、さらなる活用の可能性を検討する。