建ロボテック、ドーグと建設専用のアルミ台車牽引ロボットを開発

アルミ台車牽引ロボット(イメージ)

建設現場の省力化・省人化ロボットソリューションを手掛ける建ロボテック(香川・三木町)は9月29日、移動ロボット設計・開発のDoog(ドーグ、茨城・つくば市)と、建設専用の「アルミ台車牽引ロボット」の開発に着手すると発表した。

「アルミ台車牽引ロボット」は、成人男性2~3名の運搬能力を持ち、アルミ台車の共通仕様となる1トンまでの運搬が可能。ボタンを押すと、ロボットがアルミ台車をレーザーセンサで検出し、アルミ台車の牽引固定位置まで自動誘導する。

また、手動操縦、自動追従、ライントレース、メモリトレースの走行機能を備えており、シンプルな運用から高度なシステム運用まで対応が可能。アルミ台車を、牽引するための連結は、建ロボテックが現場作業機械の設計知見を生かし、手動機構、電動機構、制御連携機構などのラインナップを追加していく。

2社は、ロボットを小規模な現場はシンプルで使いやすいソリューション、大規模な現場では計画的な工程に基づいた高度なソリューションとして提供する考え。

発売時期や価格は未定だが、建ロボテックが窓口となりマーケティングや実証を行いながら、製品化を進めていく計画。同時に、現場オペレーションに合った仕様に要望があるゼネコンなどの開発パートナーを募集する。