情報通信設備建設などのミライト・ワン(東京・江東区)は11月28日、施設向けサービスロボット開発のエイム・テクノロジーズ(東京・港区)と、エレベーターロボット事業で業務提携し、汎用エレベーターと連携した清掃ロボットの提供を12月から開始すると発表した。
中国のロボットメーカー、ガウシアンの汎用エレベーターを自動乗降する清掃ロボット「Phantas(ファンタス)」を提供する。壁直前(0センチ)までの清掃が可能で、床の材質を自動で判断し、ブラシを調節する機能を搭載する。
ミライト・ワンによると、国内のエレベーターの多くはロボットとの通信接続ができない旧型のエレベーターで、ロボットとの連携には多額の費用と期間を要するのが課題となっていたという。
今回、その課題の解決として、エイム・テクノロジーズが開発した「通信機能付きエレベーターアダプタ」を使用することで、新型、旧型によらない汎用エレベーターとロボットを低価格、短期間で連携させ、ロボットがエレベーターを自動乗降し、ビル内を広範囲に活動する作業を実現した。
ミライト・ワンは、情報通信設備建設や総合設備事業を手掛ける。ミライト・ホールディングス、ミライト、ミライト・テクノロジーズの3社が統合し、2022年7月1日に発足した。一方、エイム・テクノロジーズは、2019年に創業のロボットベンチャー。エレベーター連携できる配送、配膳、搬送、清掃ができるロボットの開発、販売を行っている。