スタンダード・リンク、英スカイドローンズと提携 長距離VTOLドローンを日本独占販売

英スカイドローンズ・テクノロジーズのフラッグシップ長距離VTOL固定翼無人機「SkyLane-650H」
英スカイドローンズ・テクノロジーズのフラッグシップ長距離VTOL固定翼無人機「SkyLane-650H」

AI(人工知能)画像解析やドローン技術を手掛けるスタンダード・リンク(東京・中央区)は7月1日、英ドローン企業のスカイドローンズ・テクノロジーズ(ロンドン市)と戦略的パートナーシップを締結し、日本独占販売権を取得したと発表した。同社製品の長距離の目視外飛行(BVLOS)に対応するVTOL(垂直離着陸)固定翼無人機を、離島物流、医療配送、インフラ点検、防衛・セキュリティーなどの用途で展開する。

スカイドローンズ・テクノロジーズのVTOL固定翼無人機「SkyLane(スカイレーン)」は、全カーボンファイバー構造の機体と、自社開発のAIフライトコントローラー「AIRLink(エアーリンク)」を搭載した、物資配送や監視用途の無人航空機。フラッグシップ機の「SkyLane-650H」は最大45kgの荷物を搭載可能で、最大で14時間飛行できる。

同社は、2025年に「SkyLane-350」を使ったBVLOS完全自律配送の実証に成功。ガーンジー島からジャージー島間の英仏海峡でドローン高速輸送ネットワーク構築にも取り組む。医薬品や検査報告書、緊急物資などの配送用途を想定する。

スカイドローンズは2011年設立。機体、フライトコントローラー、クラウドフリート管理ソフトウエア、AIアルゴリズムまでを自社開発する無人航空機システムメーカー。物流から防衛まで幅広い分野でドローン関連技術を展開する。

スタンダード・リンクでは、スカイドローンズ・テクノロジーズ製品の日本独占販売を起点に、自社が持つAI画像解析、カラーナイトビジョン、マルチセンサーフュージョンなどの技術との連携を進める。

日本市場では、離島・過疎地への物流、医療配送、送電線や橋梁(きょうりょう)、洋上風力発電などのインフラ点検、海洋監視や重要インフラ防護などでの利用を見込む。長距離VTOLドローンとAI・センサー技術を組み合わせ、日本市場に合わせた統合ソリューションの構築を目指す。