プロドローン、無人ヘリがバイオエタノール燃料だけの飛行に成功

バイオエタノール燃料で飛行に成功した「PDH-GS120」

プロドローン(名古屋市)は9月25日、無人ヘリコプター「PDH-GS120」が、バイオエタノール燃料だけでの飛行に成功したと発表した。

無人ヘリコプター「PDH-GS120」は、充電が難しい災害時や強風時など過酷な環境での飛行が可能な機体。今回、エンジン内部を見直し、日本製の純度が99.8%のバイオエタノールのみを燃料に使用した。

プロドローンによると、バイオエタノール燃料は品質上、酒と全く変わらず、通常のガソリンより燃費が低下するが、今回の飛行では、ペイロードなしの状態で1時間以上の飛行できたほか、飛行時の静粛性も向上したという。

同社では、SDGsの目標達成と持続可能な社会の実現に向け、事業を通じて社会の課題解決を行っている。今回の取り組みは、カーボンニュートラルな社会の実現に向けた活動として行った。