NTTコミュニケーションズ（NTTコム）は4月4日、米ドローンメーカーのスカイディオ（カリフォルニア州）の自律飛行技術を搭載したドローン「Skydio X10」の注文受け付けを4月4日から開始したと発表した。
「Skydio X10」は、非GPS（全地球測位システム）環境下でも安定した飛行が行え、360度の障害物回避機能などを備える。
6400万画素相当の挟角とサーマルと2つのカメラに加え、広角か望遠レンズを実装する機種をラインアップ。広角カメラでは広範囲の状況確認が可能。一方、望遠カメラでは、被写体と離れた位置からの撮影が行えるためドローン損傷リスク低減できる。サーマルカメラでは、災害時の人物探索や設備の発熱異常の検出も行える。
また、オプションの「NightSense（ナイトセンス）」を装着することで、障害物回避を始めとする暗所での自律飛行ができる。IP55等級を実装しており、雨天時の飛行も可能。
NTTコムは同時に、日本で初という「Skydio X10」とドローンポート「Skydio Dock」の認定講習も始めた。講習は、スカイディオのドローンを理解し、使いこなすための座学と実技で構成。講習はスカイディオが制定している民間資格制度「SKYDIO MASTER INSTRUCTOR」で認定したインストラクターが行う。利用料金は個別の問い合わせになる。
同社では今後、パートナープログラム「セルラードローンパートナープログラム」に加入するスカイディオを含めた複数の企業との連携を強化し、ドローンを活用した、新たなサービスの創出に向けた取り組みを加速するとしている。
