ナイルワークス、特許庁調査で日本企業のドローン分野の特許国際出願数1位に

農業用ドローン製造のナイルワークス(東京・千代田区)は5月16日、特許庁の特許出願技術動向調査報告書の特許出願数(国際展開発明件数)ランキングで、日本企業としてドローン分野での特許の国際出願数1位を獲得したと発表した。

報告書は、市場創出や拡大が見込まれる「全固体電池」「量子計算機関連技術」「パッシブZEH・ZEB」「ドローン「ヘルスケアインフォマティクス」の5つの最先端技術テーマで、特許情報などに基づき、日本の強みや課題などを分析したレポート。

ナイルワークスは、完全自動化特許、インターロック機能、飛行経路生成、生育シミュレーション、画像センシングなどで特許技術を出願し登録。2024年5月時点での特許取得数は、日本が122件、中国は24件、米国では9件の合計155件で、レポートではドローンで日本企業として国際出願数が1位、世界ランキングでは3位となった。

同社では農作業をする人の安全性の確保、作業効率の向上、作物の品質・収量を高めるための工夫を権利化し、今後も特許出願を継続していくとしている。