ドローン空路整備事業を手がけるトルビズオン(福岡市)は12月4日、米国で特許を取得したドローン空路管理技術「スカイドメイン」を、国際イノベーション会議「Hack Osaka2024」(開催:11月26日)で公開したと発表した。
「スカイドメイン」は、ドローン空域管理技術。空域情報に特定のタグを付け、インターネットのURLのように空の空間を識別し、空の「住所」を作り、利用できるようにすることで、ドローンの飛行ルートを明確にし、効率的な空域利用につなげる。
具体的には、ドローンが飛行する空域の緯度や経度、高度の位置情報や地域に対するドローン飛行の合意状況、リスク情報などをデータベースに保存。ドローンの自動制御などを行うための基盤として役立てる。
トルビズオンは、「スカイドメイン」を基盤とする「S:ROAD(エスロード)」と呼ぶ、ドローン空路調整プラットホームを展開し、空路データのデジタル化と取引を手掛ける。プラットホームは、空路データの提供と取引手数料に基づくビジネスモデルを採用しており、ドローン関連事業の新たな収益源を生み出せるとしている。