
水中ドローン事業のスペースワン(福島・郡山市)は2月25日、カナダの水中ドローンメーカー、ディープトレッカーとのパートナーシップを締結し、日本で同社ドローンの販売とサービスを開始すると発表した。
ディープトレッカーは、2010年に設立しカナダのオンタリオ州キッチナーに本社を置く水中ドローンメーカー。水中調査やインフラ点検、管路検査向けのROV(遠隔操作式無人探査機)のドローンを手掛ける。
ディープトレッカーの水中ドローン。(左から)「REVOLUTION(レボリューション)」「PIVOT(ピボット)」「PHOTON(フォトン)」
同社のROVは小型でありながら、安定性に優れ、浸水リスクを最小限に抑える頑丈な設計と構造を採用。ソナーなどの音響センサーを始め、多様なオプションの利用が可能で設定によって機能を拡張できる。また、パイプクローラー「PIPE TREKKER」シリーズも提供する。
スペースワンでは、水中調査やインフラ点検、管路検査での利用を見込み、販売とサービスを展開する。同社によれば、例えば、下水道の管路点検では、流れや濁り、水位環境で、水中ドローンだけでは確認が難しかったが、パイプクローラーも併用することで、そうした点検が可能になるとしている。