センシンロボ、旭電業がドローン利用した太陽光パネル点検を導入

ドローン利用した太陽光パネル点検の様子

センシンロボティクス(東京都品川区)は7月31日、旭電業(東京都世田谷区)が、同社の太陽光パネル点検アプリケーション「SOLAR Check(ソーラーチェック)を導入したと発表した。

旭電業は大型太陽光発電所を始めとする高圧から特別高圧まで複数の太陽光発電所の運転保守管理とメンテナンス業務を行う企業。同社が担当する太陽光パネルは全発電所を合わせると900メガワット以上に上り、点検には多くの時間が必要で、目視による点検ではエビデンスを残しづらい課題があった。そこで今回、その課題解決でセンシンロボティクスのソリューションを採用した。

センシンロボティクスでは「SOLAR Check」で、赤外線サーモグラフィカメラを搭載したドローンの自動航行とAI(人工知能)を使った画像解析、点検結果レポート出力までを一気通貫で提供する。

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点検で太陽光パネルの上を飛ぶドローン

ドローンが自動航行で撮影を行うため、特別な技術を必要とせず現地スタッフが自身で対応できるようにしたほか、AIで自動的に異常パネルとその発生場所が分かるようにすることで、迅速な点検結果レポートの出力を可能にした。

旭電業では、ソリューションが危険箇所の撮影に有効であることを踏まえ、太陽光パネル以外にも、山間部で人が立ち入れない外周フェンスの点検や、災害時の調整池の水位計測などでも活用するとしている。