ガウシーは11月17日、倉庫ロボットサービス「Roboware(ロボウェア)」で、最新の倉庫ロボットを集めた体験型ショールームを東京流通センターの物流ビルA棟(東京・大田区)内に12月にオープンすると発表した。都内初の施設で国内では2拠点目となる。
ショールームでは、「Roboware」のラインナップの中から人気のロボットを紹介する。オープン時は、中国HCロボティクスの立体型仕分けロボット「Omni Sorter(オムニ・ソーター)」と、中国の物流ロボットベンチャー、フォワードX社の自律型ナビゲーションロボットを展示する。
「Omni Sorter」は、省スペースと自動高速仕分けが特長。設置や移設の負荷が少なく貨物量に合わせて柔軟に拡張できるほか、アパレルや食品、EC向けの雑貨や機械部品など、貨物の種類や形状に幅広く対応できる。
自律型ナビゲーションロボットは、「Flex」と「Max」のシリーズを展示する。Flexシリーズは従来のAMR(無人搬送車)よりも一回り大きいサイズで、300kgまで積載可能。オーダーピッキングに加えてトータルピッキングにも対応する。Maxシリーズは、ピッキングナビゲーションを標準装備しており、パレット搬送とピッキングアシストのどちら用途でも利用できる。
ガウシーは、物流業界で慢性的な人手不足を始めとする課題の解決手段でロボット導入による倉庫内作業の自動化に取り組む動きが加速していることを受け、いつでも気軽に倉庫ロボットに触れることができ、導入を検討するための情報収集ができる場を提供することを目的に、都内から気軽にアクセスが可能で、羽田空港にも近接する東京流通センターにショールームを開設した。
同社では、ショールームを通じて、顧客が実際にシステムに触れて操作を体験し、倉庫ロボットをより身近に感じて、導入のイメージをより具体化してもらうことで、サービスの受注につなげる。