イー・ロジット、埼玉草加FCでレナトスの自動倉庫導入に着手

埼玉草加FCで導入するレナトスロボティクスの自動倉庫

ECのコンサルティングサービス・人材育成サービスなどを手掛けるイー・ロジット(東京・千代田区)は11月21日、埼玉草加フルフィルメントセンター(FC)に導入する自動倉庫システムの「RENATUS(レナトス)」が12月から2024年1月にかけて着工すると発表した。

「RENATUS」は、東大発の米国物流ロボティクスベンチャーRENATUS ROBOTICS(レナトスロボティクス)」の自動倉庫システム。

イー・ロジットでは、システム導入で、5.5mの天井(までトート(商品を入れる箱)が可能になることによる保管効率を改善、ロボットなどが商品や商品棚を作業者の手元まで運ぶ「GTP(グッズ・トゥ・パーソン)」による管理でピッキング負荷を軽減する入出庫効率の改善、機械を使った、トートのピッキングによる出荷精度と生産性の向上、梱包までワンストップでの作業、1ピッキングステーションあたり、最大で毎時500行のピック速度、従来の自動倉庫よりも必要な作業員数を2分の1に削減といった効果を見込む。

埼玉草加フルフィルメントセンターは、間口数が約3500間口、面積は約661m2、天井高 は5.5m。自動倉庫は、12月~2024年1月頃に製造・据え付け工事、2024年1月~2024年3月頃にテスト運用、2024年4月以降に実運用の開始を予定する。

イー・ロジットはレナトスロボティクスと資本提携契約を結んでおり、これまで「RENATUS」の導入に向けた協議を重ねてきた。今回の導入は、その取り組みの第一弾となる。