産業機器販売などのユアサ商事(東京・千代田区)は5月29日、千葉県柏市の「関東物流センター」で、ピッキング自動搬送システム「ツインピック」の実機が稼働する現場の一般公開を開始すると発表した。
「ツインピック」は、「高層棚コンテナ自動搬送ロボット」と「低層棚自動搬送ロボット」を同時制御する自動搬送システム。コンベアラインの組み立てが不要なほか、狭小スペース対応や天井高までの保管効率の高さ、省人・省力化を図れることが特長。
システムは、画像処理技術や自動搬送システムソリューションなどを手がけるフォクスター(大阪・豊中市)と共同開発した。また、搬送ロボットの開発でははAGV(無人搬送車)メーカーの中国ハイクロボットが協力。実用新案を取得している。
ユアサ商事では、取り扱いアイテム5万点で1500m2の広さの関東物流センターで2023年12月から本格稼働を開始。入庫時間の短縮や、商品の保管効率向上などの効果を上げているとしている。