OKUMA DRONE(オオクマドローン、福島・大熊町)は7月12日、千葉市の「ドローン宅配社会実装サポート事業」で、エアロダインジャパン(東京・渋谷区)が採択された補助事業に参画し、エアロジーラボ(大阪・箕面市)と共同で、「レベル3」のドローンを使った医薬品輸送の実証実験を7月8日~2日まで実施したと発表した。
実証試験では、ドローンにエアロジーラボの「Aerorange G4-S」を使用。日本調剤谷津支店から物流業者のSBSロジコムが商品を空輸した。
ドローンが片道14.5kmのルートを往復飛行し、西船橋の物流拠点から幕張までの海上ルートを「レベル3」飛行で輸送し、最終的に総合福祉事業のケア21が運営する高齢者施設「プレザンメゾン美浜」に搬入する一連のプロセスを実証した。その結果、都市部や海上でのドローン運用の安全性と効率性向上が確認できたという。
同社では、今回の実証実験の結果を受け、「医療分野での活用推進」「物流ネットワークの強化」「災害対応力の向上」「技術開発と実装の促進」を掲げて今後の取り組みを進めるとしている。