オカムラは7月18日、ノルウェーのロボットメーカー、オートストアのロボット自動倉庫「AutoStore(オートストア)で新規導入時にロボット購入が不要のレンタルプランを開始すると発表した。
「AutoStore」は、物流施設で専用コンテナ(ビン)を高密度に荷物を収納し、ロボットが入出庫を行うことで省スペースや省力化を可能にする自動倉庫。
今回のプランでは、「AutoStore」の新規導入時に、専用コンテナを運ぶロボットをレンタルする。一方、ロボット以外の支柱やレールで構成するグリッド、ワークステーションのポート、ロボットの充電を行うチャージャー、ロボットへの入出庫指示などを行うコントローラーは購入する導入サービスになる。
オカムラによると、「AutoStore」は、物量の増加や人手不足などを背景に、省スペース・省力化で効果的との評価を受け、2014年の発売以降、国内50カ所以上で導入されている。一方で、導入の際にはピーク時を想定したロボット台数を購入することが多いため、初期コストを最小限に抑えたいというニーズがあったという。
そこで、同社ではこうした要望に対応するため新プランを用意した。レンタルプランではロボットの購入が不要で、初期導入時は最小限のロボット台数にできるため、システム全体の購入に比べ、初期投資額を約80%に抑えられる。
また、ロボットの期間レンタルもできるため、繁閑による取り扱い物量の変化に応じて、ロボット台数を増減することが可能で、最適な稼働率で効率的な運用が行えるとしている。