KDDIなど5者、埼玉・秩父市でローソン店舗を中継拠点にしたドローン配送を実証

KDDIなど5者、埼玉・秩父市でローソン店舗を中継拠点にしたドローン配送を実証
KDDIなど5者、埼玉・秩父市でローソン店舗を中継拠点にしたドローン配送を実証

KDDIは10月29日、埼玉県秩父市、KDDIスマートドローン(東京・千代田区)、ローソン、ちちぶ結いまち(埼玉・秩父市)と、環境省の社会実装促進事業に採択されたと発表した。

今回、環境省の「令和6年度運輸部門の脱炭素化に向けた先進的システム社会実装促進事業」で提案した「モビリティハブで実現する共同配送とドローン活用によるCO2削減の取り組み」が採用された。5者は事業の採択を受け、秩父市で実証を行う。

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実証のイメージ

具体的には、2025年1月以降に秩父市で、物流営業所から配送される荷物をローソン店舗や道の駅などの中継拠点(モビリティハブ)で一時的に集約し、モビリティハブから、ドローンを使った直接配送や、ローソンの移動販売車両で、個人宅までローソンの商品も含めたラストワンマイルの配送を行う。

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実証で使用するドローン「PD6B-Type」(左)とローソンの移動販売車両(イメージ)

また、実証で使用するドローンは、プロドローン製の「PD6B-Type3」で、モバイル通信を利用した遠隔自律飛行で運用する。秩父市の山間部などの電波が届きにくい一部エリアでは、米スペースXの衛星通信サービス「スターリンク」を利用しモバイル通信環境を確保する。今後は、実証の効果を検証して有効性を評価。2025年度以降でのユースケースの検討とドローン配送の複数エリア拡大を目指す。