エアロネクストは11月21日、プレシリーズBラウンドで、ベンチャーキャピタル(VC)インパクト・キャピタル(東京・渋谷区)が運営するファンドがリード投資家となり、キヤノンマーケティングジャパンのCVC(コーポレートファンド)、VCのマーキュリアインベストメントのファンド、三重トヨタ自動車の新規投資家を引受先とした第三者割当増資と、東京スター銀行からのベンチャーデット(新株予約権付き融資)で、6.2億円を資金調達したと発表した。
エアロネクストは今回、調達した資金を、機体構造設計技術「4D GRAVITY」を中心に特許強化につながるドローン関連技術の研究開発費、ドローン配送と陸上輸送を融合した物流サービス「SkyHub(スカイハブ)」の事業にでドローン運航体制と関連システム開発、経営基盤強化に向けた人材採用などに使用する。
キヤノンマーケティングジャパンのCVCは「Canon Marketing Japan MIRAI Fund(キヤノンマーケティングジャパン・ミライ・ファンド)」、マーキュリアインベストメントのファンドは「マーキュリア・サプライチェーン投資事業有限責任組合」が出資する。
また、インパクト・キャピタルは、財務的リターンと並行し、測定可能な社会・環境的インパクトを同時に生み出す「インパクト投資」と呼ばれる形で出資した。同社では、エアロネクストの事業が社会に与えるインパクトを測定と可視化し、その結果を経営と事業の改善に生かし、持続的な事業の成長とインパクトの拡大を追求する。
エアロネクストは、今回の資金調達で、2017年の設立から累計で約23億円を調達した。