アルプス物流、RAXの小型部品向け自動倉庫「rBox」2拠点導入 横浜は約2週間で稼働

アルプス物流に導入された自動倉庫「rBox(アールボックス)」
アルプス物流に導入された自動倉庫「rBox(アールボックス)」

アルプス物流(横浜市)は1月6日、物流自動化ソリューションのRAX Solutions(ラックソリューションズ、東京・中央区日本橋)の小型部品・商品管理に特化した自動倉庫ロボット「rBox(アールボックス)」を、横浜と加須(埼玉)の2拠点に導入し、短期間での立ち上げと稼働開始したと発表した。横浜営業所は設置から約2週間で稼働を開始し、加須と合わせた2拠点でも5週間弱で順次立ち上げを完了した。

「rBox」は、名刺箱から靴箱サイズの小型商品の保管と出荷を自動化するソリューション。アルプス物流では、SKUごとに最適化したトレーサイズで保管する小箱格納型の商品管理を導入し、誤出荷リスクの低減や保管効率向上、作業の標準化を同時に図る形で運用する。

入庫作業はトレー上のバーコードを読み取って所定位置に置き、数量管理はハンディスキャナーと上位システムで連携することで、作業者の判断を極力排除した。加須営業所では、これらの工程をさらに自動化した全自動入庫システムを導入した。

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トレーを格納した「rBox」の棚

システム面では、過度な個別カスタマイズを避けながら上位システムと連携し、当初想定していたIT開発工数の3分の1以下で接続を完了。自動倉庫の導入では設置後の調整やトレーニングに時間がかかるケースも多いが、今回の導入はスピード感のある立ち上げとなり、現場の定着にもつながっているという。

アルプス物流は電子部品などの小型・多品種小ロット品をピース単位で取り扱うノウハウを蓄積してきたが、こうした領域でも自動化の効果が見込めるとみて、最小サイズ商品の格納・ピッキング自動化の一環で「rBox」を採用した。

ラックソリューションズでは、アルプス物流での導入を物流拠点に限らず、製造業の部品管理や工程前在庫の自動化にも応用可能なモデルケースになるとしている。同社は今回の事例を活用し、限られたスペースでの高密度保管や在庫の可視化、作業品質の平準化といった課題を抱える企業に対し、小型部品向け自動倉庫の有効性を訴求していく考えだ。