シンカー、NECとロボットハンド活用した化学実験工程の自動化を実証調査

シンカー、NECとロボットハンド活用した化学実験工程の自動化を実証調査

ロボットハンド開発のシンカー(大阪市)は6月8日、東京都の「大企業等の保有資産を活用したオープンイノベーション促進事業(Tokyo Cross Lab)」で、NECと取り組む採択スタートアップ企業の1社に選ばれたと発表した。NECの我孫子事業場(千葉・我孫子市)を活用し、化学実験の自動化を目指す実証調査を始める。

シンカーは、独自の近接覚センサーを応用したロボットハンド技術を持つ。今回の取り組みでは、同社のロボットハンド技術と、NECの実験環境やマテリアルズ・インフォマティクス(MI)の知見を組み合わせ、研究開発現場でのロボット活用の可能性を検証する。

化学・素材系の実験現場では、サンプルの取り扱いや装置操作などの作業があり、自動化の需要が高いという。NECは、シンカーの近接覚センサー搭載ロボットハンドが、こうした実験工程の自動化ニーズと親和性が高い点などを評価した。

シンカーはこれまで、近接覚センサー技術を強みに、ロボットハンドの開発と社会実装に取り組んできた。今回の実証調査を通じて、製造現場に加え、研究開発や実験の現場にもロボットハンドの活用領域を広げる。