萬代、ヒューマノイド開発者向けに軸受け選定・調達相談サービス開始

ロボット開発者向けに軸受け選定・少量調達の相談サービスを始めた萬代
ロボット開発者向けに軸受け選定・少量調達の相談サービスを始めた萬代

産業機械部品の専門商社、萬代(神戸市)は7月14日、ヒューマノイドやロボット開発者向けに、関節部に使う軸受け(ベアリング)の選定と少量・試作調達の支援サービス「ロボット関節用 軸受け選定相談ガイド」を公開したと発表した。LINEでの画像送付やオンライン面談に対応し、構想・試作段階から受け付ける。

支援サービスでは、用途や部位、荷重、回転・揺動、サイズ制約などをヒアリングし、軸受け種類やメーカー、代替候補を比較する。少量供給の可否や納期、数量条件を確認し、試作フェーズに合う調達手段を提案する。

同社は、関節部位別に、股関節や膝にはクロスローラー軸受けや薄肉アンギュラ玉軸受け、足首には球面すべり軸受けやスラスト玉軸受け、肩や肘には薄肉アンギュラ玉軸受けや薄肉深溝玉軸受け、手首や指先にはミニチュア玉軸受けや樹脂ブッシュなどを選定候補に提案する。

萬代は1939年創業の産業機械部品商社。NSK、THK、IKO、ミネベアミツミ、CCTY、HIWIN、大同メタル、オイレス工業など国内外約500社の主要メーカー品を横断的に取り扱い、使用条件に応じた軸受けや部品の選定、少量・試作調達、代替品の相談などを手掛ける。単一メーカーに限らず、求める特性に応じて複数メーカーを横断して選定できる点を強みにする。

ロボット開発ではAI(人工知能)やアクチュエーターが注目されやすい一方、肩、肘、股関節、足首、指先などの動きを物理的に支える軸受けの選定も重要になる。開発現場では、候補が多く使用条件に合う選択が難しいことや、少量・試作で入手しにくいこと、複数メーカーを横断比較する手間が課題になっているという。同社は、支援サービスで、こうした手間を削減する。ヒューマノイドをはじめとするロボット開発で、試作段階からの部品調達需要が高まるとみている。