デンマークのユニバーサルロボットは11月29日、可搬重量30kgの協働ロボット「UR30」を発表した。
UR30は、大型のワークや段ボール箱、原料袋・樹脂袋のような重量物の積み上げ作業を始め、加工機へのワークの脱着などのマシンテンディングや高トルクのねじ締めなど、身体的負担が大きい、人による重作業の自動化に活用できえうロボット。
加工機へのワークの脱着を行う場合には、大型のワークであっても複数のグリッパを一度に装着が可能で、加工済みのワークを取り外しながら加工前のワークを取り付ける作業が一度に行える。そのため、段替え時間を短縮できる。
また、大型で高出力のナットランナーを装着することで、高トルクのねじ締めに対応する。独自のステディモード機能で、反力を受けても保護停止なく、安全を担保しながら一貫して正確なねじ締め作業が可能。機能は、特に高トルクのねじ締めを多用する自動車関連の製造工程での利用を見込んでいる。