FUJI、最新電子部品実装ロボットを生産する岡崎新工場棟の竣工式を挙行

岡崎新工場棟
岡崎新工場棟

FUJI(フジ、愛知・知立市)は9月24日、電子部品実装ロボットの最新主力機種「NXTRシリーズ」を生産する岡崎新工場棟(愛知・岡崎市)の竣工式を9月18日に実施したと発表した。総投資額は約100億円。延床面積を建て替え前の8986m2から3万2500m2に拡大し、生産能力も従来の1.5倍に引き上げた。

新工場棟で生産する「NXTRシリーズ」は、工場の無人化を目指して開発された電子部品実装ロボット。同社が提唱するスマートファクトリー構想「FSF(フジ・スマート・ファクトリー)」のプラットホームに位置付ける最先端モデルになる。

同社では、製造業で労働力不足や人件費の高騰が深刻な問題となり、工場の自動化ニーズが急速に高まっていると共に、生成AIの普及でエレクトロニクス市場が急速に成長するとみており、「NXTRシリーズ」は、こうした背景から市場ニーズに応えるロボットとして、今後の需要拡大を見込んでいる。

■岡崎新工場棟
所在地:愛知県岡崎市
総工費:約100 億円
延床面積:3万2500m2(建て替え後)
生産品目:電子部品実装ロボットと周辺機器