デジタルツイン事業のビーライズ(広島市)は10月22日、環境計測・分析などの中外テクノス(同)と、デジタルツインを活用したロボット遠隔作業ソリューションの開発・提供で業務連携を開始したと発表した。
両社は提携を通じた共同プロジェクトに取り組む。手始めにロボット遠隔操縦と現場データの遠隔監視システムを構築する。危険エリアや高所作業などをロボットが代替し、デジタルツイン技術で再現した仮想空間上から専門家が複数の現場を同時にモニタリングや操作できるようにする。
続いて、AI(人工知能)を活用した自立走行ロボットの開発にも着手する。過酷な環境下でも自律的に行動できるロボットの開発を目指し、デジタルツイン空間上で強化学習を重ね、精度の高い動作を検証した上で現場に導入する。
今後は、道路保全やエネルギー保全などのインフラ事業向けロボットのデータをノウハウとして形式知化するためのデジタルツイン空間と教育ツールの構築も視野に入れている。








