ムジンは11月20日、生産・物流現場向けの統合自動化OS(基本ソフト)「MujinOS」を搭載した第一弾製品「Mujin単載パレタイザー」を発売したと発表した。
「Mujin単載パレタイザー」は、ウェブブラウザー上で、レイアウトや構成、ワーク情報、積載パターンを登録するだけでセットアップが完了できる。プログラミングやティーチングは不要。専門人員がいない現場でも、短時間でシステムを立ち上げられる。
「MujinOS」の独自アルゴリズムで、ロボット動作の最適軌道を自動生成し、登録済みの積付パターンに基づいて、最適な積付順序と軌道を自動で決定する。複数個取りにも対応しており、動作も完全自動生成。2つの機能によって、最大で毎時1400ケース処理能力を実現した。
レイアウトやワーク、積付パターンの変更・追加を、ユーザー自身がブラウザー上で行うことが可能。設定はデータで保管する。メーカーへのプログラム変更依頼が不要で必要でユーザーが数分で設定変更ができる。
パレタイザーが搭載する「MujinOS」は、ロボットやAGV(無人搬送車)、保管システム、センサーなど、複数の機器を統合制御し、現場の状況に応じて最適な動作を自律生成できる産業用OS。マルチベンダー対応で、デジタルツインによるデータ可視化やリモートメンテナンス、他製品との連携といった機能を備える。








