餃子専門店「大阪王将」を運営する大阪王将は2日、調理ロボットのTechMagic(テックマジック、東京都江東区)が新開発した調理ロボット「I-Robo」のテスト導入を今夏から開始すると発表した。
「I-Robo」は、チャーハンや野菜いためといった熟練の料理人のレシピを自動で再現可能な調理ロボット。調理するメニューに応じて、加熱温度、加熱時間、鍋の回転スピード、回転方向を適切に調理ができる。調理作業だけではなく、調味料の供給、かくはん、加熱、調理後のフライパンの洗浄といった一連の作業を自動で行う。
大阪王将は、職人クオリティの料理を調理ロボットが提供することを目的に、職人いらずの事業展開を目指して、今回、テックマジックとの協業と、同社の新型調理ロボットのテスト導入を決めた。大阪王将では、ロボットを活用することで、調理工程の自動化実現を目指すとしている。