鈴茂器工(東京・中野区)は8月8日、ご飯盛り付けロボットの調査を全国の20歳~69歳の男女400名を対象に実施したと発表した。それによると、ご飯盛り付けロボットの認知率は34.1%で、使用経験率は15.9%だった。
ご飯盛り付けロボットの使用経験率は外食頻度が高いほど上昇する傾向がみられ、週1回以上の外食利用者では30.1%と3割を超える結果となった。
今後の使用では、年1回以上の外食利用者で44.3%、使用経験ありの人では82%と、8割を超える人が利用したい意向を示した。理由では、「気を遣う」「衛生」「効率」「わくわく感!?」など、外食産業で課題となっている人手不足の影響で、オペレーションへの配慮、気遣いのコメントが多く見られた。
調査では、ご飯盛り付けロボットが認知者にとって「人手不足の解消に役立つ」「衛生的」は2大メリットになっていることも分かった。
外食利用時に、「自分の食べたい分だけ適量食べられる」「温かいご飯が食べられる」をどの年齢層も非常に魅力に感じられているほか、「しゃもじを使わないこと」や「誰でも簡単に使える」という点を評価する層もいた。鈴茂器工では、結果を受け、ご飯盛り付けロボットの今後の普及が期待されるとしている。