CSSホールディングス(HD)は12月17日、調理用ロボット開発のテックマジック(東京・江東区)と、ホテルの厨房(ちゅうぼう)や調理などのオペレーションの自動化と省人化の実証実験を行う戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
今回のパートナーシップでは、テックマジックが持つ、飲食店向け調理ロボットと食品工場向けの業務ロボットの知見と、全国のホテルを主要顧客とするCSSのスチュワード事業とフードサービス事業でのノウハウやネットワークを活用し、人手不足に直面するホテルなどに向けた未来型オペレーションのソリューション構築を行う。
第一弾として、テックマジックの調理ロボット「I-Robo2」を活用し、CSSのスチュワード事業とフードサービス事業の顧客ホテルなどへの導入と実証実験の提案を共同で進める。
2社は開発するオペレーションのソリューションを通じて、厨房内の作業をロボットが補完することで人手不足の解消や、調理ロボットの活用で、味のブレを最小限に抑え、一定の品質を維持するなどの効果が見込めるとしている。