
戸田建設は6月11日、相模原市、さがみはらロボットビジネス協議会と、ロボットフレンドリーな環境構築の実証事業協定を締結したと発表した。ロボットの社会受容性向上や共生環境整備を目的に、市役所本庁舎でエレベーターとロボットの連携運用を実証する取り組みで、地域のロボット関連企業も参画する。
実証では、相模原市役所本庁舎で、エレベーターとロボットの連携システムの設計、設置、運用を行う。戸田建設は、ロボットとエレベーターの連携のコンサルティング、エレベーターの改修やシステム構築、協議会企業への開発支援を担当する。相模原市は、実証場所の提供、広報活動、技術開発支援を行う。さがみはらロボットビジネス協議会は、ロボットとソフトウエアの開発・製作を担う。
実証事業には、コミュナルテクノロジー、F-Design、アクセスエンジニアリング、クフウシヤ、グリーンノート、MEMOテクノスのロボット関連企業6社も参画し、各社の独自技術を生かしてロボットフレンドリー環境構築を支援する。
今後は、取り組みを通じて、参画各社の技術力の高度化と、相模原市でのロボット活用の実用化や普及につなげる。また、地域企業が連携したロボット共生社会の先進モデルとしての価値創出も視野に入れている。