三菱電機は10月21日、フィジカルAIでヒューマノイドロボットとCNC(コンピューター数値制御)工作機械を連携する加工システムを開発したと発表した。段取りや清掃、完成品の取り出し、搬送、検査、トラブル対応など、従来オペレーターが担ってきた作業をヒューマノイドで自動化する。2030年の実用化を目指す。

システムは、オペレーターから自然言語で指示を受けて加工タスクを自動生成する「AI加工タスクプランナー」、フィジカルAIを搭載したCNC工作機械、一般的なヒューマノイドロボットで構成する。
「AI加工タスクプランナー」は、自然言語による作業指示を解析し、あらかじめ登録した作業タスクから必要なタスクを組み合わせて加工計画を自動生成する。その後、加工計画を基に、CNC工作機械とヒューマノイドに作業を振り分け、連携した加工作業を管理する。
システムは、ヒューマノイドを活用することで、工作機械内への被加工物の設置や清掃、片付け、搬送、検査、トラブル対応など、人の身体的特徴を前提としていた作業の自動化を図る。
「AI加工タスクプランナー」とCNCには、三菱電機のAI(人工知能)技術「Maisart(マイサート)」を使って開発したフィジカルAIを搭載した。フィジカルAIによってCNC工作機械とヒューマノイドが自然言語で操作情報をやり取りし、ロボットの機種に依存せず連携できるようにした。
今後は、システムの機能高度化と実証実験を進め、自律型の無人加工工場の実現につなげる。








