大阪音大、シャープ、ロケットロードと組み、人とロボットの共生の研究開始

人とロボットが共生する研究を開始

大阪音楽大学は10月20日、ミュージックビジネス専攻の太田智美助教が、シャープ、ロボット用ウェアを手掛けるRocket Road(ロケットロード、福岡市)と、人とロボットの共生の共同研究を開始したと発表した。

共同研究では、太田智美助教が立ち上げたプロジェクト「Robot Friendlyプロジェクト」と、シャープのモバイル型コミュニケーションロボット「RoBoHoN(ロボホン)」、ロケットロードのロボット専用アパレルブランド「ROBO-UNI(ロボユニ)」の商品を連携し、ヒトとロボットが共に暮らす新たな社会環境の構築に向けた取り組みを行う。

「Robot Friendlyプロジェクト」は、ロボットと暮らす人々の存在を社会に示し、社会の中でのロボットとの暮らしを探求することを目的として活動するプロジェクト。現在、40以上のアンバサダーが活動し、北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州に、130以上のパートナー施設を設ける。

大阪音楽大学のミュージックビジネス専攻は、音楽やエンタテインメントビジネスのプロフェッショナルの育成を掲げ、2022年4月開設。専攻コンセプトは「音楽×テクノロジー×ビジネス」で、音楽大学の知見やスキルに加え、ICT(情報通信技術)やビジネス領域も学ぶことができる。

ロケットロードは、シャープの「RoBoHoN」を始め、20社以上のロボットメーカーと提携しロボット用の公式ウェアをデザイン、企画、開発、製造を行うロボットアパレルメーカー。日本の最先端素材と高度な縫製技術、ロボットシステム開発会社と連携した実験データから生み出す独自設計のロボット専用アパレルブランド「ROBO-UNI」を展開する。