トルビズオンは10月21日、大町自動車学校とドローン教習所佐賀鍋島校を運営するOMCN(佐賀・佐賀市)に、同社のドローンの講習向けにドローン空路整備プラットホーム「S:ROAD」の提供を開始したと発表した。
OMCNは、「S:ROAD」の提供を通じて、空の路上教習「ドローン災害対策講習」を開始する。「ドローン災害対策講習」は、実際の災害現場でドローンを活用するための知識と技術を学べる講習。自動車学校の「S:ROAD」を使ったドローン講習は全国初という。
講習は、ハザードマップの利活用やオルソ撮影の基本知識などの「学科パート」と、自動飛行の機能説明やルート設定説明・確認などの「事前設定パート」、現地踏査や自動飛行の設定の最終確認と飛行演習などの「実地飛行パート」のプログラムで構成する。OMCNでは実地研修を通じて、受講者が現場ですぐに活用可能なスキルを習得することを目指す。
「S:ROAD」は、ドローンの定期航路となる空域を可視化し、円滑なドローン利用を促進するサービス。トルビズオンによると、現在、多くのドローンスクールでの講習は、手動操縦が中心だが、実際の現場での運用を考慮すると、自動操縦のスキルやノウハウの習得が必須としている。その上で、「S:ROAD」を取り入れた講習であれば、受講者が実践的な環境での学習が可能としている。